一人のときが多いので

最近読書家になってきた。
読書はあまり部屋でしないことにしている。
これは研究者の卵だったときからの癖だ。
ものを書くときは仕方がないので部屋にこもるが、勉強*1自体は外でするようにしている。
今日はレヴィナス『神・死・時間』だ。
昔読んでいた本を読むのは面白い。特に自分が勉強で使っていた本はすげぇ面白い。それはなぜかというと書き込みがあるから。書き込みの中には、「分かりきったことを書くな」っていうものから、「意味が分からない・・・」ものまで、いろいろある。
そのなかでも中には「何だ?!このアイデアは!!」というのもある。

なんか才能の片鱗を感じさせる一文があったりしている。
この発想で書かれた論文が読みたいとか思わせる。
しかし明らかに自分がそのラインで書いていないので、今のところきっとそれは存在しないのだろう。

しかし私は自分が書いたものが好きだ。
中には目を覆いたくなるような駄文もあるのだが、たまに「こいつすげぇな」と思うようなエセーがあって驚く。まあ、自分が好きなものを好きなように書いているんだから、当然といえば当然なんだけれど。
人が書いたものはあまり好きじゃないかといわれれば、そうでもない。
でも、人が書いた自分に似た文章は大嫌い。
死ぬほど嫌い。

*1:理系は大体研究というが、なぜか僕のいた業界では研究という言葉は使わずに勉強という言い方をする