子供のころの夢
小学校の卒業文集にこう書いた。
「プログラマ」になりたい。
たぶん世界平和を求めていたような気がする。
いったい何のプログラムを作るというのだろう。
多分当時やっていた映画「WARGAME」の影響は小さくないと思う。
ペンタゴンかどっかのコンピュータにハッキングして、核戦争一歩前の状況を引き起こしてしまう高校生の話だ。
最後はコンピュータに三目並べをやらせ、勝敗のないゲームがあるとコンピュータ自身に理解させ、戦争の無益さをコンピュータ自身に教えることで核戦争を回避するというストーリだった。
ようするに、その主人公が当時の僕にとってヒーローだった。そのヒーローにあこがれたわけだ。
後に、ヒーローが佐山悟になり、自分の担当教授となり、将来あるであろう自分になった。そしていつかヒーローが不在となった。
ヒーローが不要になったからだ。
ヒーローがなくても自分の指針を何とか見つけられるようになった。
いや、そうじゃなくて、多分なんか楽しくなったのかもしれない。
道は誰かに作ってもらうものではなく自分で切り開くものだ
とは思わない、そもそも壁も茨の道も主観で創ったモノに過ぎない
世の中にほんとはそんなものない。
ふとそう思った、木曜日。