♪ある日、森のなかクマさんが出会った

僕はクマだ。
とてもおなかがすいた。
どんぐりや栗がないみたい。
ママはご飯を探しにどこかに行っちゃった。
僕はとってもおなかがすいた。
仕方がないので、僕もご飯を探しに行った。
なんかオレンジ色の果物がなっている木があった。
柿だ!
うれしくなって、僕は木に登った。
この辺は柿がいっぱいなっている。
あの木にもこの木にも、柿がなっている。
僕はいっぱい食べた。
あれ、おじさんがこっちを見ている。
おじさんたちがいっぱいいる。
どうしたんだろ?
そういえば、ママが言ってた、人間は怖い生き物だって。
あんな弱そうな生き物なのに、あんな強いママが怖がっていた。
僕はふと驚かしてよろうと思って、おじさんたちのいるところに向かって走っていった。
おじさんたち、あわてて逃げ出した。
あははは、なんだ、とっても弱虫じゃないか。
僕は柿がまだ残っていたから、柿を食べに行った。
痛いっ!
大きな音が聞こえたと思ったら、急に胸が痛くなった。
また大きな音。
痛い、痛いよぉ。
ママっ。